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壮絶を極めた空手稽古

まずは作品の肝である空手稽古からスタートしました。

家族の絆がテーマですが、

舞台はとある高校の空手部の生徒の話。

兎にも角にも空手が出来なければお話になりません。

しかし、主演の林田以外は全員ズブの素人。

この素人集団を撮影時には立派な空手部にしなくてはなりません。

ここから1年間鬼の空手稽古が始まります。

 

毎週の林田先生による空手稽古、強豪校で空手をしていただけあって一切の妥協がありません。

まずは基本の突きと蹴りをひたすらやり続ける、

それと筋トレ。

皆へっぴり腰でまともに突くことすらできない。

始まりはホントにひどかったです。

林田の母校の空手部に現役の高校生に混じり練習もさせて

もらいました。

 

このままではダメだと皆自主的に道場に通い始め、

平日は林田道場、週末は空手道場に通い、多い時は週5日

空手をしていました。

他道場への出稽古や区大会にも出場しました。

大会ではメンバーの森田が準優勝する快挙!

初めて半年でもやれば出来るんだという事を証明しました。

 

この頃になると徐々に動きにキレが出てきました。

しかし、まだまだ現役高校生の動きではありません

毎日走って、筋トレして、ストレッチして、

何度足の皮ズルむけになって何度吐いても、

泣いても、意識が朦朧としても、

痛くて倒れても立ち上がった。

何故ならこれは空手教室ではなく本物の空手部を

作るためだから。

僕達はよくあるカメラのアングルやカット割り、

音楽で誤魔化したものは作りたくなかった。

 

本物を作りたかった。だから何度倒れても立ち上がった。

残念ながら稽古についていけず2名脱落しましたが、

残った人間は本当の空手部になったその自負があります。

この映画のために懸けた1年

きっと皆さんに本物のリアルな空手をお届けできると思います。

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